白蛇小町

「白蛇小町」、梅若正二、中村玉緒主演、土屋欣三監督、大映、1958

時代劇専門チャンネルで蛇映画三連発というのをやっていたので見てみた。一本一時間内外で簡単に見られる。お話もシンプル。ヘビ女優毛利郁子が全部出てる。
昔、女中と出来たあげくにその女中を捨てたばかりに、怨念にタタられるお殿様が、跡継ぎに嫁をとろうとするとまたまたヘビの祟り(なんでヘビなのかは説明なし)に…。その呪い話につけこんで、お殿様の後妻がお殿様の御曹司二人を殺して、代わりに弟を養子にいれ、お家乗っ取りをたくらむという話。毛利郁子は、後妻の弟の女で、悪事に加担したあげく、男に裏切られてヒヒじじいに犯されるというどうしようもない役。しかし思ったより怖くないなあ。かんじんのヘビがあんまり出てこないし。毛利郁子はヘビと楽しそうに戯れたりしているが、まあそれだけ。あんまり肝心な役どころでもないし。ヘビ映画はこれが一作目ということなので、まあこんなものですか。