大空に乾杯

「大空に乾杯」、吉永小百合浜田光夫主演、斉藤武市監督、日活、1966

吉永&浜田コンビもので、吉永小百合はスチュワーデス。全日空が全面タイアップ。しかしこの頃の全日空の制服はイマイチで萌えない。吉永はやたら「愛が、愛が」とうるさいし、両親のあいだに愛がないと知って、いきなり「離婚しろ」などと乱暴なことをいっている。で、自分は財閥の御曹司をフリ、ビンボー学生の浜田光夫とケッコンを誓うのであった。それよりノーテンキな和泉雅子のほうがお調子者で尻軽でやんちゃでおもしろい。ちょっといい。原作は若山三郎。まあさもあろうというお話。
十朱幸代と広瀬みさはそれなりに可愛い。佐々木すみ江はこのころからおばさん役をやっているので驚く。そういえば和泉雅子の台詞で、女は平均寿命65歳で23歳くらいには結婚するといっている。劇中でも、吉永小百合は訓練生からスチュワーデスになってすぐに、結婚結婚といっている。時代を感じさせますね。