太陽通り
「太陽通り」、進藤一宏 左時枝主演、小林武演出、NHKFMシアター、07/5/19
シリーズ「ドイツの現代文学」の一作。またナチスもの?と思ったら違った。よかった。東西分断当時の東ベルリンの話。主人公は高校生で、東西ベルリンを分断している通りに面する東側のアパートに住んでいて、おじさんが西側から密輸のチョコレートをもってきてくれたり、可愛い転校生がやってきて、「西側のキスは全然違うのよ」とかいったりする、という話。基本的に「童貞」っぽさがぷんぷんする感じで、その明るい雰囲気がいい。話のネタとしてはシリアスな問題も入っているし、壁崩壊後に回想するというスタイルをとっているので、明るいことばかりではない。そこをあえて明るく作っているところがよい味になっている。原作はトーマス・ブルスィヒという人のものだそうなので、今度機会があれば読んでみることにしよう。
シリーズ「ドイツの現代文学」の一作。またナチスもの?と思ったら違った。よかった。東西分断当時の東ベルリンの話。主人公は高校生で、東西ベルリンを分断している通りに面する東側のアパートに住んでいて、おじさんが西側から密輸のチョコレートをもってきてくれたり、可愛い転校生がやってきて、「西側のキスは全然違うのよ」とかいったりする、という話。基本的に「童貞」っぽさがぷんぷんする感じで、その明るい雰囲気がいい。話のネタとしてはシリアスな問題も入っているし、壁崩壊後に回想するというスタイルをとっているので、明るいことばかりではない。そこをあえて明るく作っているところがよい味になっている。原作はトーマス・ブルスィヒという人のものだそうなので、今度機会があれば読んでみることにしよう。