雪舟への旅

雪舟への旅」、山口県立美術館、2006.11.1-11.30

雪舟の大規模な展覧会。雪舟の主な作品のほか、狩野派横山大観の模写、雲谷派の作品まで幅広く集められている。これだけのものを集めて一ヶ月だけ、それも山口だけでほかを巡回しないとは、ほんとうにもったいない。見たければ山口まで来いということなのだろうが、見られただけでも幸運と思わなければ。
国宝も、慧可断臂図、天橋立図、ほか全部出ている(山水長巻と東博の山水図は展示替で見損ねた)。山水長巻は写真と雲谷等益の模写が出ていたが、見ていてあきることがない。慧可断臂図は圧巻。なんともいえない迫力。
図録を買っておくべきだったかなあ。でも実物をともかくも見られてよしとしなければ。しかし、あれもこれももっとよく脳裏に刻み付けておくのだったという思いばかり。幸せなんだか不幸せなんだかわからない。