綿矢りさ『
蹴りたい背中』、
河出書房新社、2003
なんでいまごろこんなものを、という感じだが、図書館の目立つコーナーにあったので思わず借りてしまった。著者は
1984年生まれというから、もう大学は卒業してるか。自分が高校生のときは、主人公のハツよりはもっと周りとつるんでいた。ハツがにな川に感じるような愛憎のようなフクザツなことは考えていなかった。欲望第一だったからなあ。しかし孤立しているハツのこういう感情はアリだと思う。それ以上どうだということもないが。あと、著者の写真はとてもきれいに写っている。美人はいいね。