2007-03-05から1日間の記事一覧

ぼんち

山崎豊子『ぼんち』、新潮文庫、1961 山崎豊子の初期の長編。手元の本は、1987年で39刷とある。大阪船場の足袋問屋の若旦那がたどる女遍歴の話。何より登場人物のキャラがたっている。旧家の誇りを一身に背負って、尊大で傲慢な喜久治の母と祖母、喜久治の5…