黄村先生言行録

太宰治『黄村先生言行録』


暇な隠居が、鯉を集めるのに飽きて、山椒魚を飼おうとする話。

ご隠居、自分の暇にまかせて、他人を振り回そうとするだけのつまらない人物で、最後はかなりやっつけられている。これは他の小説か、小説家と何か関係があって、その当てこすりなのか?この文章通りの作品だとすると、あまりおもしろくはない。まあ、一丈の山椒魚というものはないだろう。