子連れ狼 第6回

子連れ狼」第6回「あんにゃとあねま」


一回見ているが、また見た。第1シリーズの第6回だが、余裕で傑作。

あねまは遊女、あんにゃは床入り前の遊女見習い。逃げ出したあんにゃの娘をかくまう拝一刀。それを追及するのが、役人と遊女屋を経営する忘八者。

役人が部屋を調べさせろと迫ってきて、「いなければ首をもらう」ということにして隠れていたのは大五郎だったというくだりがすばらしい。前半15分くらいでこのエピソードが入り、後半は忘八者(小池一夫の造語?)の頭、浜木綿子と拝一刀の対決。

浜木綿子は拝一刀をガンガン拷問するが、ぜんぜん動じない拝一刀に逆に逆に感化されてしまうというお話。拝一刀、何を言われても動じないばかりか、何の関係もないあんにゃの娘をかばうために身体でもなんでも差し出す男。

萬屋錦之介浜木綿子はとにかくセリフがすばらしい。このレベルでできる人がゴロゴロいたのが奇跡のようなこと。