ドキュメント72時間 大阪・西成 24時間夫婦食堂

ドキュメント72時間」、「大阪・西成 24時間夫婦食堂」


西成にある個人経営、24時間営業、カウンターのみの食堂「わらじや」の取材回。

ここは、扉にチラシがたくさん貼ってあり、外から中が見えない。店主は、「不倫関係の客が多いから、外から中が見えないようにと言われている」という。

客が強烈。セーラー服のおじさん。言葉がおかしい。統合失調症だと言っている。テレビでそんなこと言っていいのか?まあ、本人が言っているのだからいいけど。他の客もあからさまに風体がおかしく、あいりん地区のここでないとこんな客は揃わないだろう。

テロップで出ている年齢より、確実に上に見える客ばかり。メニューは400円から800円くらいのものだが、なんとツケ払い。生活保護が下りてから払うのだ。おそろしい。開店してから44年やっている。

しかし根本的な問題として、夫婦2人で24時間営業はできないのではないのか?

近所の英会話講師というおばちゃん、63歳だって。しかし英会話講師でこんな風体の人はなかなかいない。ここではましな方だが。長年メンタルヘルスを病んでいて、4年前にその時の彼氏が目前で自殺したと言っている。これもすごい。

基本的に食堂兼飲み屋なので、みんな飲んでいる。夜中の3時半だが満席。ママ友グループというのが来ているが、3時半に外出するママ友グループとは?あとタクシー運転手がいるが、車はどこに置いたのか?しているのは競馬の話だけ。

朝方の5時からは、雇われママが来る。さすがにそうでないとできないだろう。しかし掃除などはどうするのか?あまり掃除をしているようにも見えないが、食堂だし。とにかくみんな飲んでいるし、だいたいの客はタバコを吸っている。カウンターにおいている料理もおよそおいしそうには見えない。そういう理由で来ているのではないと思うが。

今は生活保護の町となったあいりん地区だが、ここの職業紹介所には日雇いの仕事も出ている。そして、南海線のガード下が映ったが、フェンスが敷かれていて、露店が出せないようになっていた。こうなってたのか。

15歳という客が来た。中3だが、明らかにこれはハーフでしょ。もちろん白人とのハーフにはみえない。母子家庭だって。中学を出たら自衛隊の学校に行くという。しかしこの子、太り過ぎ、食い過ぎだ。

24時間営業は20年前から始めた。この店では、24時間開いていることが重要。本当の子供(小学生)もいる。本当のじゃりン子チエだ。まれに、きちんとした服装の客が来ているが、これは昔このあたりに住んでいて、懐かしいから通っている客。

あと、ホストがいた。20歳。若い。確かにかっこいいが、ホストはどうなのか。しかしここでは親から説教されることはないのでいいらしい。

店の中に「西成まつり」の写真がたくさん貼ってある。ここでしか見られないだろう。中年ばかりの店だが、親子連れも来た。しかも親は20年以上前にこの店で働いていて、今も週1回は来るという。すごいな。酒乱やツケの踏み倒しもそれなりにいる。当然だろうが。本当にカオスな店。

強烈な印象の英会話講師のおばちゃん、3日目も来ていて、5時間飲んでいる。さすがにマスターに「黙って帰れ」と説教されている。飲み過ぎだ。完全にヤバい人。常連客が多すぎる。この店の常連というだけでヤバいが。

まれに若い女と中年のカップルとか、これも明らかにおかしいのがいる。テレビはとにかく競馬ばっかり映ってる。店主が競馬好きだが、客もそう。この店の隣にある、「コーヒー ケニア」という喫茶店もかなりヤバそうな感じ。この回は本当にスマッシュヒット。