ドキュメント72時間 東北 春を探して 国道45号線を行く

ドキュメント72時間」、「東北 春を探して 国道45号線を行く」


これは3.11特集。45号線は、仙台から青森まで、海沿いを走る国道。ちょうどもと被災地を走っていく。仙台から、松島、石巻へ。観光客は震災前の8割くらいまで回復している。

それなりに人がいると思ったら、復興の一助にと、わざわざここに観光に行く人がいる。道の駅で車中泊しているのは、そういう人。

三陸くらいになると、人は少なくなるが、地元の人はいる。「まんさく」というのが東北弁で「まんず咲く」というのから来ていることは初めて知った。このあたりに来ると、国道はともかく、道路整備ができていないところがあり、復旧が早かった国道を使っているということがある。

45号線は海岸線に沿っているので、沿線の人はかなり津波をかぶっていて、なので、家が流されて引っ越す人が多い。気仙沼陸前高田と北上するが、45号線自体が、津波対策で嵩上げされているので、昔の町はかなり変わっている。

青森に入ると、45号線は海岸から内陸を走るようになっていくので、町も違ってくる。変な自転車屋があり、店の中には宗教の言葉が書かれた紙がそこらじゅうにぶら下がっている。特定の宗教だけではなく、いろんな宗教のものがある。自転車屋だけでなく、カラオケ屋も兼業。

青森も北の方、大槌町は、また海沿い。サーフィンしている人がいる。これは寒い。40キロ離れた宮古市から毎日サーフィンしに来ているおじさん。この人、筋肉が動かなくなる難病で、発症前にできるだけのことはしておこうというのがサーフィン。

青森は、この時期、かきやめかぶが取れている。まだ3月なので、マイナス4度から5度くらいにはなっている。72時間道を走っても久慈市にしか着かないので、青森県内の映像は、正確には記録外みたい。仙台から青森は遠い。