回る春

「回る春」、ダニエル・ファネゴほか出演、エリセオ・スビエラ監督、アルゼンチン、2011


回る春って、なんなのとおもったが、要するに「回春」ということ。老人と若い女の子の不倫恋愛。パブロは作家。もうすぐ60歳ということだが、60代なかばから70くらいに見える。流行作家で、元大学教師。

流行作家のわりには生活は冴えないのだが、そこに現れたのが、元学生だったラウラ。美人。30歳くらいに見える。で、この女の方からパブロを誘ってくるので、あっという間にデキてしまう。そりゃそうだ。

パブロの妻マグダレナは、画家。もと美人という感じだが、パブロとそんなに年は違わないので、中年というには年を取りすぎている。ラウラは、若い男と付き合っているがそっちはとっとと別れてしまう。それより問題なのは、父親のキロガ。これが娘に虫がつかないように見張っている。そんなのと付き合ったら、面倒なことになるばかり。

けっきょく、ラウラ、自分の父親を銃で撃ち殺す。あらら。それから、ラウラはパブロの家に行き、歌を歌ってる。まあ、キチガイでもなんでも、若くて美人ならモテる。身も蓋もない映画。