花子とアン 第16週

花子とアン」第16週、「あなたがいる限り」


この週、さっさと花子に子供が生まれているのだが、それはかなりどうでもよく、話の中心は、蓮子様と帝大生の駆け落ち。

花子の子供を訪ねていくという名目で、東京に出てくる蓮子様だが、女中頭のタエは、蓮子様の真意を見抜いて、駆け落ちを止めようとする。しかしもう遅い。ぎりぎりで嘉納伝助が戻ってきそうになるが、なんとか振り切って、駆け落ち。伝助はもちろん、花子夫婦にも秘密。

蓮子様は、伝助に手紙を書いて、帝大生に託すのだが、この手紙が新聞に出る。蓮子様は知らなかったということになっているが・・・。新聞に出た手紙を読んだ嘉納伝助の狂乱ぶりがすばらしく、これは吉田鋼太郎畢生の名演。伝助の蓮子に対する愛情が本当のものだったということがよくわかるようになっている。

結局、帝大生が蓮子様と抱き合っておわり。完全に花子はどうでもよくなってしまっていて、蓮子様が主役。中園ミホも、こちらのほうに筆が入ってしまったのだろう。おもしろいからいいけど。