ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まってください』
「ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まってください』」、作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
金持ちと貧乏人の対比を軸に進んでいくのだが、とにかくおもしろい。セリフが練られているし、俳優の演技もよい。舞台美術、照明、映像(これが特に良い)、音楽、なにひとつ文句をつけるところがない。
しかし、圧倒的にいいのは、KERAの脚本。これがおもしろい。かなり笑えるし、ほとんど飽きさせない。「賛成派」「反対派」「中間派」というモチーフが非常にたくみ。心に刺さった。さすがだわ。
しかし、7時開演、休憩15分をはさんで、10時15分終演は長いよ。いくらおもしろいとはいっても。そこまでの時間を退屈させないのはすごいけど。