TOKYOディープ ホテル街 渋谷・円山町の素顔

「TOKYOディープ」、「ホテル街 渋谷・円山町の素顔」


円山町はホテル街。今も70軒くらいラブホテルがある。

ここはもともと湧き水があり、それで料理旅館があって、そこから花街ができた。最盛期は芸者が400人いた。奥の方だから場所がよくわからない。本物の芸者が歩いているので、後をついていくと昼間のスナックで芸者が三味線の稽古をつけてもらっている。この町にいる芸者はもう4人だけ。最年長は87歳のおばあさん。その次は30代?40代?お座敷がない時には、このスナックのママをしている。

今のホテルの多くは、昔は芸者を呼ぶ料亭だったところ。表にバイクを置いているホテルの1軒に入ってみて、そこの経営者にインタビュー。ラブホテルは、昭和40年代に料亭が転業してできた。その頃渋谷に商業施設(パルコとか)がたくさんできて、そこに集まった若者をあてこんだ商売。

渋谷には新しいホテルが次々とできており、円山町にも新築ホテルができている。もちろん、ラブホテルではないホテル。現在、外国人客は全体の40%くらい。

ここはユーロスペースがある。ここに移転してきた。この映画館では映画美学校というものがあり、スタッフ、俳優、字幕翻訳者のためのコースがある。役者志望の女の子にインタビューをとっていたら、本人泣いている。映画館の館主兼学校の代表は、映画館がここにあることが大事と言っている。

円山町はクラブの町なので、5軒ある。見た目、クラブとは見えないつくり。これももとは料亭。ホテルになり、16年前にクラブに転業。住宅が少ないので、文句が出ない。

最後は焼肉屋。ぜんぶスタッフがスリランカ人。オーナーは日本人だが、スタッフのスリランカ人が気に入って、そればっかり雇ったのでそうなった。

昼間歩いてもおもしろそう。渋谷も最近行ってないわ。