ドキュメント72時間 男が靴を磨くとき

ドキュメント72時間」、「男が靴を磨くとき」NHK総合、2017.9.22


有楽町の交通会館にある靴磨き屋の回。靴磨きといっても、固定店舗ではなく、ビルの一角、階段のとなりに靴磨きの人が、椅子と小さいタンスを置いて、客の靴を磨くだけ。3人くらい。一回1100円。これで靴はピカピカにしてくれる。

客の靴の値段も、5万円とか9万円とか、けっこうな値段。こんな値段なら、ちゃんと磨くだろう。客は列を作って並んでいる。靴はメンテナンスが非常に大変なので、客はだいたいガチで来ている。営業もいるが、北海道から陳情に来た町長さんという人もいる。人に見られる仕事は、それだけ気を使っている。

初めて来て、けっこうくたびれた靴を磨いてもらう客。結婚する時に奥さんからもらったもので思い入れがある。しかし、きちんと磨くと非常にきれいになった。職場の後輩を連れてきたという人もいる。そういう人は靴を大事にすることを後輩に教えようということ。後輩は、自分で靴を磨いていたが、この方法がまずく、キレイに見えてない。靴磨きの人は、ちゃんと教えている。

この店の客、夏だとはいえ、あまり立派な服を着ていない人も多い。靴だけはキレイにしようとしている。かなり汚れてしまった靴も再生。1100円の価値はあると思うが、それが分かる人がこれだけいるのは、ここが東京の都心部だから。

この回、ナレーションの声が若いと思ったら、門脇麦だった。こんなところにも進出してきたのか。声はレギュラー陣に比べるといまいちだけど、今後がたのしみ。