ドキュメント72時間 海が見える老人ホーム

ドキュメント72時間」、「海が見える老人ホーム」、NHK総合、2017.7.28


神奈川の老人ホームの回。ここは入居者460人近い、大きな老人ホーム。居室は、個室。食事やロビーなどは、共通。けっこう豪華なもの。

居室は1人部屋にしては非常に広い。入居費3500万円だって。それに食事や介護などの経常費がかかるので、総費用はすごいだろう。映る人は、80歳だとまだ若いような印象。90歳くらいも多い。

まず目立つのは男女関係。一緒に食事をする程度みたいなことを言っているが、実際にはどうだか。個室だから、なんでもありだろう。90歳といえども、女性は美人。男性はハンサム。やっぱり顔がいいと、老人もモテるのだ。

あとは女性同士のグループ。孫やひ孫もいて、それとはたまに会うが、日常的な人間関係はここ。

病室も当然あって、姉妹で入居している人がいる。病気の時の介護が確実なのは重要ポイント。

朝はラジオ体操。ウォーキングに出かける集団もいる。健康にはみな気を使っている。

フロントに一人座る女性にみんなあいさつしている。このホームの主みたいな人。しかし、非常にきつく、ハッキリした態度。28年前に入居で90歳と言っているので、62歳で入ったということ。独身だというので、財産はこれに使っているだろうが、自分も人にも厳しそうな人。

ちょっと遠いところには、施設のバスが出ている。近くに小さい土地を借りて菜園をつくっている人もいる。あとは共同墓地。死んだらここに埋葬されるのだ。めんどくさくなくてよい。

30代で悩んでいたことをここでも同じように悩んでいるというおじさんがいるが、これは至言。まあ、そんなものでしょう。

目がほとんど見えない人もいる。決まったところで暮らしているのであれば、目が見えなくてもなんとかなるということ。施設の通知は職員に読んでもらう。

ここにいる人達は、経済的には恵まれている。テレビ取材ということもあるが、身なりがきれい。まともな人はまともな老後を送れるということ。そういう人はごく少数だろうが。