ジンジャーの朝

「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界」、エル・ファニング、アリス・イングラートほか出演、サリー・ポッター監督、イギリス、デンマーク、カナダ、クロアチア、2012


1962年、キューバ危機が起こっている最中のイギリス。ジンジャーとローザは、生まれた病院から同じという幼馴染。ジンジャーの父親のローランドと母親のナタリーはあまりうまくいっておらず、ジンジャーは自分に理解があると思っている父親の方について、反戦運動に走る。

ところが、ジンジャーは、ローザと父親がデキていることを知ってしまう。そのつらさで一層反戦運動にのめり込むのだが、ローザから父親の子供を妊娠していると聞かされてとうとうキレてしまう。父と母がいるところで、全部暴露するジンジャー。母親は自殺を図って、救急車。病院の待合室で、ジンジャーは、ただ詩をつくるのみ。

ジンジャーは、背伸びした子供。しかし、社会も、家族も、友だちも全然自分の思うようにはならないし、ジンジャーは傷つくばかり。子供だからしかたがないけど。

ジンジャー役のエル・ファニング、1998年生まれなので、この映画では17歳の役だが、まだ14歳だ。しかし、演技は非常にできているし、かわいい。このエル・ファニングひとりでもっているような映画なので、これはすごい。まだ20歳にもならないのに、出演作多いのも納得。