ねほりんぱほりん 5万人以上を占った人気女性占い師がそのテクと本音を語る

ねほりんぱほりん」、「5万人以上を占った人気女性占い師がそのテクと本音を語る」、NHKEテレ、2017.3.15


新宿の母?だった女性占い師。もう御年60歳。料金は1人3万円。時間は、1人3時間から4時間くらいかけるというので、それを考えれば無茶な値段ともいえないかも。

株があがるかどうか、金で女を口説き落とせるか、そんな相談は自分で解決しろという気がするが。答えにくいのは病気や生死のこと。占い師は医者じゃないので、それは無理でしょう。

不倫問題は、別れてくれるか、今の相手が自分のところに残ってくれるかどうかという相談だが、この占い師は、不倫は嫌いなので、不倫をやめる方向に話をもっていっているという。母親っぽい。

他の占い師も出て来るが、笑ったのは、キャバクラ代わりに毎週やってくる男がいるという話。キャバクラよりは、占いのほうが安いらしい。

本物の方は、末期がん患者がきて、医者に余命2ヶ月から3ヶ月と言われたが、本当かと行ってきた。「あと10年生きる」と言ったら、本当にその後7年生きたという。逆に調子こいてる奴は、叩くという。占いというよりは、人生相談だ。

客が何を言って欲しいか、見極めるのが一番大事と言っている。それは納得。みんな病んでいるので、いい言葉を望んでいる。その背中を押してあげるのが占い師のしごと。背中の押し方は、ホメること。難しいのは、欠点を自覚させて直させること。これはたしかに難しい。

話術は、相手が何を言っても、ホメられるし、けなすこともできる。だから、どんな方向にも話をもっていける。山ちゃんとYOUは相性最高と言っている。

このくらい他人には何でもできるが、私生活はあまりハッピーではなく、31歳で夫と死別。占い師から、この仕事にスカウトされ、東京に行ってテレビに出てから儲かった。しかし、その後息子が学校でいじめられ、息子から包丁突きつけられた。他人の背中を押すことはできたが、自分の子供の背中を押すことはできなかったという話。今は、親子関係もよく、息子には感謝されている。

占い師は人間観察師だから、できている人は押したり引いたりする場所がわかっている。これはこれですごい。