ねほりんぱほりん 「地下アイドル」特集(後編)

ねほりんぱほりん」、「地下アイドル」特集(後編)、NHKEテレ、2017.2.8


先週の前編の続き。今回は、「地下アイドルの恋愛事情」。スタジオゲストは、引き続き、サクラ(23歳)、エリカ(26歳)、ヒナ(年齢非公開)の3人。

客と個人で会わないとライブに来てもらえないということになると、「枕営業」もあり。しかし、権力を持っている人ならともかく、ファン個人と寝て営業とか意味があるのか?ファンには、ライブは出会いの場と思って来ていて、連絡先、住所を聞く、LINE交換もあり。

ファンが「家を借りてあげる」、家のポストにカレー入りのタッパーが入っていた、事務所に直接お金を払って物販タイムを独占(20万円)、「一緒に死にたい」と言う、実際にアパートの隣の部屋に引っ越してきて、怖くて引っ越したらさらに家の向いに引っ越してきた、など。最後の引っ越し客は物販で500万円以上使っていて、弁護士を立てて話し合いをして、やっと収まった。

プレゼントのぬいぐるみに盗聴器を仕掛けられたという例では、引越し代が出ないので、引っ越しはできず、カーテンはずっと閉め切り。親に言うと、「帰ってこい」ということになるので、それは言えない。ファンはガチ恋でないと金を出さないので、アイドルもそれを利用している。CD100枚買えば食事、300枚買えば2時間デート。

自分だけ安全対策を取っていると、ファンは他に流れるだけ。しかしこれはトレードオフなので仕方なし。

スタジオゲストではないインタビューでは、ファンと実際にデキてしまったとというのもあり。しかしアイドルが恋愛してしまうと肝心のアイドル活動が手抜きになる、野球選手の現地妻になっている、結婚する予定の相手も年収で選んだ、彼氏がいたことはないが、セフレはいる、女としての美しさを保つためにはセフレがいたほうがいいという話。

アイドルでいるのは、「チヤホヤされないではいられない」から。メジャーアイドルのオーディションを受けて落ちるのも怖い。

アイドルも闇が深いが、より闇に近いのはやっぱりファン。アイドルライブもハマりすぎると、自分の人生も相手の人生も破壊。そのぎりぎりのところで、アイドルもなんとか踏みとどまったり、あっちに落ちたりするというおはなし。