真田丸 #44

真田丸」 #44 「築城」


信繁は、城の南側に出城を築くことにする。同じアイディアを思いついていたのは、後藤又兵衛。信繁は、出城の用法を又兵衛に説明して、出城の築城を譲ってもらう。しかしこの作戦は、有楽斎と大蔵卿局の反対でひっくり返されてしまう。牢人たちが怒るのを、信繁が抑えて、茶々を説得しに行く。

秀頼のせいにして言うことを聞かない茶々。しかし、大野治長が牢人側につき、出城は作れることになった。

松は、出雲の阿国(二代目)に働きかけて、陣中の信吉、信政に面会して、真田同士で戦わないようにという信之の指示を伝える。父親の指示に服する二人。

有楽斎と大蔵卿局は、出城の築城をやめさせようとするが、秀頼が自分で現場に出向いて築城を続けさせる。今度は茶々の反対も受け入れない。徳川家康が出城の内報を受けて焦っているところに、出城が完成。信繁は、「真田丸」と名付ける。


最後の場面で、真田丸の全景が映っているが、堀は深いし、盛土も、10メートル以上の高さ。劇中で6000人が出城に籠もると言ってたけど、こんな大工事を人力でやるのは1ヶ月や2ヶ月では足りないような。堀は空堀と言っていたが、水が張ってある。大坂城本体は、その後ろにあり、天守ははるか彼方にしか見えない。こんなものが各地に出来ていたのだから、戦国時代はたいへん。

この回だけ、テーマ音楽が冒頭ではなく、最後に流れていた。大河ドラマの歴史でも、こんな演出はなかったはず。次回が山場なのでたのしみ。