ミラーマン（パイロット版）

話には聞いていたミラーマンのパイロット版を初めて見た。これ、あまりにもかっこ悪い。

まず、ミラーマンは等身大。造形は実作版に近いが、口から下は人間のまま。作りもきれいにできていない。それにドラマ本編にミラーマンが出てこないよ・・・。

主役は柴俊夫。恋人役は南沙織。SGMは出てくるが、隊長役は南原宏治だ。悪役にしか見えない。御手洗博士の宇佐美淳也は、SGMの一員だが、あくまで博士でしかない。後は工藤堅太郎だけが本編と共通。他に2人出てくるが知らない人。

音楽はウルトラセブンのものを流用しているので、変なウルトラセブンにしか見えない。インベーダー（そういう名前にはなってない）はヘリコプターで攻撃してくるし、本編の暗い雰囲気は皆無。

柴俊夫がミラーマンに変身して、巨大化（顔は下半分が人間のまま）したところでおわり。怪獣も宇宙人もなし。プロモーション用だが、これが流れていたら、子供はドン引きしたはず。よくこれを実際に作ることになったと感心するレベル。最後の場面は「ウルトラファイト」の火炎シーンで終わってるし。めずらしいものを見たという満足感はあるけど、それだけ。はやく「シン・ゴジラ」が見たいわ。