ドキュメント72時間 広島 大統領を待つ街角で

ドキュメント72時間」、「広島 大統領を待つ街角で」、NHK総合、2016.7.15


オバマ来訪にひっかけて、広島で取材するという企画。ヒネリがない。あまりろくなことにならないような気が・・・。

撮影はアリス・ガーデン。地元の人も観光客も来るところだが・・・。

「よくわからない」という高校生くらいの男の子2人、お好み焼き屋の店主は、お好み焼きの来歴について話している。お好み村の前だからまあ当然。

デンマーク人のカップルは、韓国に行くはずだったが、オバマが来るというので広島に来たと言っている。カープのユニフォームTシャツを着た兄ちゃんは、カープの話。

沖縄から来て営業をやっているという兄ちゃんは、すぐ前にあった米軍属による殺人事件の話。ブラジル人のクオーター兄ちゃんは、外人に見られるが英語は話せないので、いろいろと困ると言っている。番組ナレーターは、アメリカ人への地元の感情がぶつけられていると言っているが、ほんとか?そんなことは普通は考えられないが。

被爆2世とか3世とかいう人は登場するが、それでどうなのか、オバマ訪問で何か考えているのかというと、それは特にない。

当日は、反核デモも出ているが、それよりここは日本酒試飲イベントがあって、そのために来ている客だらけ。オバマどころではない。お好み村の、ある店は、オバマ来訪の中継を見ている。

平和公園の前は、オバマ見物の人だかり。スマホで、オバマ演説を聞いている人多数。泣いてる人もいる。すごいわ。

その日の夜のアリス・ガーデンは、変な扮装をした「ヒロザイル」という酔っぱらいのおじさんが。おじさんはオバマに言いたいのか、自分の宣伝がしたいのか、よくわからないことを言っている。

翌日のアリス・ガーデンの朝はゴミだらけ。観光で来た家族連れは、オバマが献花した花を見られなかったと残念がっていた。

予想通りの「NHK的編集」。地元の人にはオバマはただの「有名人」なのに、無理やり被爆にくっつけようとする番組。くだらない。