真田丸 #27

真田丸」 #27 「不信」


秀吉には新しい男子「拾」が生まれ、信繁は、秀吉から関白秀次に仕えるように命じられる。

秀次は秀吉から、九州を拾にやってくれと言われてまた不安になる。さらに秀吉を能でもてなせという企画が出てきて、信繁まで巻き込んで、秀次は秀吉に能を披露する。ところが秀吉は、「そんなことをやっている場合ではない」と激怒。かえって機嫌をそこねてしまう。

北政所から、「自分に自信を持てるようなことをしろ、堂々としていろ」と言われる秀次。信繁が自分への官位授与を断って秀吉を怒らせたところで、秀次が「それは自分に決めさせてくれ」と割って入り、逆に秀吉を安心させる。

しかし、秀吉は伏見城を修築することを真田家に命令し、信繁が持っている図面を秀次が見てしまう。それに謁見の間や評定の間があるのを知って、やはり自分は必要とされていないとショックを受ける秀次。秀次の弟秀保が死んだときに、秀吉が葬儀を大きくするなと言ったことも手伝って、秀次は、聚楽第から逃げてしまう。


これで、来週、秀次が高野山に出奔したという話になり、それで秀次事件の決着がつく。信幸が、官位の授与が信繁の口利きによることに激しく怒ったり、複雑な心理の機微がいろいろ見えておもしろかった。秀次はただ心の弱い人で、それが身を滅ぼすという解釈。これはこれできちんと成り立っている。来週もたのしみ。