自信のない部屋へようこそ

雨宮まみ『自信のない部屋へようこそ』ワニブックス、2015


2015年10月に出ているので、これが著者の最新刊か。主に住居、家具、食器などの住むための身の回りのものについてのエッセイ。

写真と絵がたくさん入っており、おそらく写真は著者の自室。全景はないので(だから、「自信のない部屋へようこそ」)全体はよくわからないが、趣味のよさげなインテリアが写っている。ついでに著者自身の写真も何枚かあり。きれいな人。

著者のモノ愛があふれていて、モノを大切にする人は味わって読めるだろう。しかし、自分はモノや部屋にほぼ愛着がなく、著者の愛は共有できないわ。

ただ、最後のコラム「意識の低すぎる休日を過ごした罪悪感、どう消す?」は非常に心にしみた。「やらなきゃ」と思っている些細なことをちょっとでいいからしてみること、それで一日の充実感がだいぶ違うという。そのとおり。きょうももうちょっと何かすればよかった・・・。