さすらいの太陽 19話

「さすらいの太陽」19話、「遠い歌手への道」


前回黒人クラブで、喝采を得たのぞみ。翌日、それを見ていた江川は、のぞみに「これでぼくが求めていた新人歌手のレベルに達した。デビューさせる」と宣言。

のぞみは家に帰って、退院してきた父親、母親、弟妹、源さんと祝いの赤飯で喜ぶ。美紀はのぞみのデビューを聞いて、イヤミ半分のお祝いを言う。劇中に森進一といしだあゆみが登場。

美紀は歌よりも宣伝活動に力が入っているので、江川のレッスンをサボって、レコード店でのサイン会に行ってしまう。それをわざわざ江川にチクリに行ったのぞみに、江川は「消耗品にならないためには、よほどしっかり自分を持つことだ」と言って、黒人クラブにまた行くようにとすすめる。

黒人クラブの客はのぞみを拍手で迎えるので、のぞみはステージで歌うが、今回は気持ちが動揺していてまともに歌えない。店を飛び出したのぞみに、トランペット吹きの新田は「今の歌手は本当の歌手じゃない」というのぞみの悩みを聞いてやる。そんなことで悩んでるくらいだったら、歌えよ。

新田は自分の音楽を求めて旅に出る。のぞみは、美紀の付き人も江川の弟子もやめてしまい、さすらいの旅に出ることを決心する。江川に「歌って何でしょうか」という中二病的質問をぶつけ、美紀さんのようにはなりたくない、お金儲けや人気のことを考えて歌を忘れるスターにはならないと言って、出て行ってしまう。江川は、またひそかにのぞみの成長を喜ぶのだった。

よくわからない修行と特訓の後は、自分でデビューをあきらめてしまう。よくわからない・・・。