さすらいの太陽 18話

「さすらいの太陽」18話、「港にこだまする歌」


のぞみは志摩から帰ってきて、やっと江川にレッスンをつけてもらう。そこに美紀母娘が登場。のぞみがレッスンしてもらっていたのは、美紀のデビュー曲。美紀は、「卑怯よ」と詰め寄るが、江川が「わたしが歌わせたんだ」といなし、のぞみに「明日から毎晩、横浜のクラブで歌うように」と命じる。

のぞみがクラブに江川の紹介状を持って行くと、そこには、以前芸能プロの青森ツアーでいっしょになったトランペット吹きの新田がいた。なぜか、新田も店のマネージャーも、のぞみに「かわいそうに」と言う。その理由は、このクラブが黒人客ばかりの店だったから。ロコツだなあ。

のぞみが歌うと、客は騒いでのぞみをやじり倒そうとする。店の客には日本語通じてるのか?あたりまえだが、客は歌謡曲なんか喜ばない。新田は、トランペットなので、認めてくれるまでやると決意しているが、のぞみの歌は全然受けない。

のぞみは美紀の付き人という地位は変わらないので、美紀にもいびられている。クラブでも受けないので、気分が落ち込んでくるのぞみ。思い出すのはアメリカに行ったファニーのこと。

店でのぞみが歌い続けていると、新田のトランペットが投げられ、のぞみはアカペラ。そこにかつてのピアノの名人、ビル・ジョーンズが立ち上がってピアノをひき、ピアノとトランペットでのぞみは熱唱。江川は、それを見ながらひそかに喜ぶのでした。

江川のムチャぶりにのぞみが全部応えるというこのドラマ、だんだんムチャぶりがインフレ状態になってきた。あと7話で終わりなのだが、話の収拾はつくのだろうか。