スターウォーズ論

河原一久『スター・ウォーズ論』NHK出版新書、2015


著者は、スター・ウォーズシリーズの日本語字幕監修をしていた人。なので、スター・ウォーズのことはひととおり知っている。「フォースの覚醒」の予習代わりと思って読んでみたが、内容がいっぱいありすぎてもう予習のレベルでは読めない。

これまで作られた六本の内容は当然として、製作の事情、映画史上の位置づけ、他作品からの引用や影響、ルーカスの関与、ディズニーに譲渡される理由、映画以外の作品との関係、今後の作品展開の予想まで、だいたい思いつくかぎりのことは書いている。

自分のスター・ウォーズの記憶はあまりに飛び飛びで、現在あまり役に立たないことがわかった。「新三部作」はもういいことにして、「旧三部作」は見ないとしかたがない。

ディズニーが引き受けたおかげで、ルーカスが死んでも、キャストが変わってもディズニーがやる気になれば続けられる。それとともに、知っておくべきことも増えていき・・・。これからついていけるかどうか。