新・映像の世紀 第1集 百年の悲劇はここから始まった
「新・映像の世紀」「第1集 百年の悲劇はここから始まった」、NHK総合、2015.10.25
サラエボでの皇太子暗殺と皇太子の葬儀。カイザーの演説もあり。カイザー、演説できるんじゃん。
ハーバー博士夫妻と、ノーベル賞授賞式。ハーバーは、化学兵器開発もやっていた人。夫妻はこのことでもめていた。奥さんは自殺。ハーバーの開発した殺虫剤からツィクロンBができたので、それも映っている。しかし、ナチスのことをハーバーのせいにされても困るけどね。
塹壕だけでなく、全地下式の地下壕も映っている。これで下から敵陣を吹っ飛ばせというもの。簡単にはいかないが、人はたくさん死んでいる。
フォン・リヒトホーフェンも出てくる。飛行機だけ赤で彩色。どうせなら、全部塗ってほしい。リヒトホーフェン、かっこいいけどね。受勲の様子も映っている。飛行機や飛行船の製造工場が出てくる。こっちは、女性ばかり。鉄道や炭鉱の作業、輸送にも活躍。
イギリスの対オスマン工作。カイザーとメフメト5世の会見あり。コンスタンティノープルも映りまくっている。ロレンスとファイサルが登場。ファイサルの反乱軍やらヒジャーズ鉄道も。ロレンスを映画のネタとして発掘したアメリカの映画プロデューサーも登場。いちおうサイクス・ピコ協定とバルフォア宣言のことも言っている。
レーニンとペトログラードのようすも映っている。10月革命の様子らしきものもあるけど、こんなに大勢人がいたかな?レーニンの演説が出てきたのはありがたい。内戦や反革命軍のポグロム、ロシア領ワルシャワのゲットーも映っている。
ドイツも降伏。ヴェルサイユ講和会議に向かうウィルソンと、歓談するロイド・ジョージ、クレマンソー、オルランド、ウィルソン。ケインズが動画で出てきた。まだ若いヒトラーや、亡命先のオランダで巻きを拾っているカイザーも出てきた。カイザーはドイツを呪いまくっている。
後でヨーロッパを訪問する裕仁皇太子が登場。戦後は土地も穴だらけだ。