ドキュメント72時間 東京・下町 男と女のダンスホール

ドキュメント72時間」 「東京・下町 男と女のダンスホール


東京、鶯谷駅近くにあるダンスホール「新世紀」。社交ダンスのための本格的なホールで、生バンドがつき、内装もきれい。入場料は一人1200円で、時間制ではなく、これでいつまでもいられる。

ほとんどの客はおじいさんとおばあさん。これはしかたない。顔を映されたくない人もそれなりにいて、ぼかしが入っている。顔は出すけど、年齢は出さないという客もいる。

客はきちんとダンスが踊れる人ばかりではないので、ダンスの先生がいる。当然男女両方。もちろん客同士で踊っている人もいて、男女別々に来て、相手を適当に見つけて踊っている。これはリアル「Shall we ダンス?」だ。

ダンスの先生は指名制。指名が入らないと、ずっとひまなのだ。昔からずっとやっている人ばかりではなく、中年を過ぎてからダンスの先生を始めている人もいる。これは仕事にするのはたいへんすぎる。

たまに若い客がいると思ったら、ダンスサークルというものがある。社会人サークルだが、見た目学生と変わらないような年。

調べてみるとこのホール、10時から22時までやっていて、月曜日以外は生バンド、月曜日だけはCDの音楽。入場料1200円は安い時間帯の料金で、高い時間帯では2700円。教師の指名料は別途。これで金曜日は満員になってるから、大したもの。東京ではダンスホールはここを含めて2軒しかないという。