アードマンの仲間たち

「アードマンの仲間たち」、NHKEテレ、2015.3.27


ウォレスとグルミット」、「ひつじのショーン」のアードマン・アニメーションのドキュメンタリー番組。日本(東北新社)で制作されたもの。これもおもしろい。

1976年に、ピーター・ロード、デイビッド・スプロクストンの2人が作ったアニメスタジオ。もう40年近くもたっているのだ。スタジオを作る前の1970年に制作した古いアニメも映している。これは切り絵を使って作ったもの。「アードマン」は1973年の制作で、スーパーマンみたいなキャラが出てくるセルアニメ

1985年にニック・パークが入社。ウォレスとグルミットのアイディアはパークが持ってきた。パークは学生時代からこれを一人で作っていた。「快適な生活」(1989)で、アカデミー短編アニメ賞。パークは、「アニメで一番むずかしいのは表情をつくること」と言っている。

「危機一髪」で出てきたキャラクターをスピンオフさせてできたのが「ひつじのショーン」。2005年にスタジオが火災で燃えてしまっても、賞をバンバンとっていて、着実に成長している。

日本では、名古屋で2013年に行われた展覧会の様子を映している。6日間で3万人の客が来たと言ってるわ。セリフがよくわからなくても、キャラクターの表情や動きで、小さい子供から大人までファンがついている。

アードマンのクレイ(ストップモーション)アニメ、1人のアニメーターが一日で6秒分撮影できると言っているが、気の遠くなるような作業。これは他人がまねするのはむずかしい。