仮面ライダーBLACK 2話

仮面ライダーBLACK」、2話、「怪人パーテイー」


このドラマ、「ゴルゴムの仕業だ!」というネタセリフしか知らなかったが、おもしろいわ。続編のRXがわざわざ作られた理由もなっとく。

この回は、光太郎の昔の記憶の話。父親に誕生日のパーティーに連れて行かれるのだが、そこには各界の著名人(なにげに黒部進がいる)がいる船上パーティーという豪華なもの。風景は熱海だけど。

そこにはなぜかバッタがたくさん飛んでいて、これが相当気持ち悪い。子供がリアルで怖がりそう。そして、パーティーの客たちはただの客ではなく、自ら望んでゴルゴムの手先となり、怪人に改造されることを望んでいる者たち。それを光太郎に話そうとした女優のナントカさんはゴルゴムに消されてしまう。

光太郎、というかBLACKは、ヒョウ怪人を倒すのだが、もちろん、ゴルゴムの手先たちはまだいっぱい残ってましたというおはなし。

よくわからないうちに悪の秘密結社が現れて、主人公とか、幼稚園を襲撃というのとは違い、ゴルゴムは人間社会の中枢に食い込んでいて、人間の中にもゴルゴムの手先がまぎれこんでいる、というのはこの頃の子供向け特撮としてはけっこう珍しかったはず。

まあ、そういう話って、マグマ大使から何からあったけど、こちらは画面の暗さや、アクションのキレや、いろんな長所をもっている。これを見ているとロボット刑事は、単なるネタドラマ。同じ石森章太郎作品だけど。