赤毛のアン 48話

赤毛のアン」、48話、「マシュウ我が家を去る」


グリーンゲイブルズにおいてあったマシュウの棺を送り出すお別れの儀式。みんなで賛美歌を歌い、馬車で棺をひいて、参列者が棺のあとをついて歩いて行く。この段階ではもう棺の中を開けてみることはしない。

教会のとなりにある墓地まで行って、教会でアラン牧師の前で「主よみもとに近づかん」を歌う。墓地に掘った穴に棺を入れ、参列者が棺に花を投げて、おわり。墓が次を被せられた後で、マリラとアンだけが墓に頭を垂れている。マシュウの墓碑には、「トーマス・カスバート DEC.1813-NOV.1831」と書かれている。

帰り道で、ジョーシー・パイが「今度のことで、カスバート家は財産を全部なくしてしまったんですって」という、品のない、しかしドラマ的には必要なことを口にする。

それからしばらくして、人々が落ち着いたころ、アンは、ダイアナといっしょにマシュウの墓にバラの花を植えにいく。ダイアナはいつもの服。アンは深い緑色の服。

ダイアナから帰り道に同級生の恋愛おもしろ話を聞かされたアンは、急に表情が変わって、一人で帰ってしまう。アンは、そういうことで自分が浮ついていることを、マシュウに申し訳なく思っているのだ。

アンはそのことをアラン夫人に相談するが、アラン夫人はマシュウはここにいないだけで、きっとアンのことを見てくれているから、マシュウが喜ぶようにするようにと言う。アラン夫人が去り際に、「あなたが大学に行くと、マリラはもっとさびしく思うでしょうね」といった言葉が頭を去らないアン。

マリラは、家の玄関先に座ってぼんやりしていた。マリラに明日眼医者に見てもらいに行くから留守番を頼むと言われてこころよく引き受ける。

マリラは、ギルバート・ブライスの父と自分の間にロマンスができかけたが、ささいな行違いで何もないままで終わったという話をする。これがこれに続くお話の伏線になってたのね。


再来週でこのアニメは終わり。ということは、来週アンがマリラに大学進学をあきらめることを話すということになる。エンディングの歌、あと2回は全部流してくれないのかなあ。番宣なんか2回抜けても大したことはないのに。