知られざる”コミケ”の世界

「知られざる”コミケ”の世界」、NHK総合、2015.1.12


これは成人の日の、夕方18時10分から35分間、ふつうならローカルニュースをやっている時間帯にNHKで放送していた、コミックマーケットのドキュメンタリー。取材ビデオは、2014年末の冬コミから。

35分間の尺としては、要領よく「一般向けに」コミケを紹介した番組。冬コミは56万人来たのね。

初期のコミケで販売されていた薄い本とか、出店者と客をいろいろ紹介。絵本作家、出版社の人、艦これ本、痛車、プロ作家(畑健二郎)、外人(民族、居住国さまざま)、準備会などが登場。

準備会は総勢3000人だって。テーブルのセッティングは1時間でやるといってる。さすがだわ。共同代表の筆谷氏が出ていた。

しかし、艦娘をナレーションで「かんむすめ」と言っちゃったのはマズイでしょ。コミケ取材は細かいところに気をつけないと…。

テレビに映すとヤバいもの(男性向、女性向、ナチスコスプレ)は「ちゃんとやってますよ」ということでさらっとスルー。まあテレビだもんね。税金問題はちょっと触れてた。

コスプレは見せがいがあるので、けっこう尺をとってる。コスプレの人だけで27000人と言ってる。

蝉丸Pのようなその道の有名人も出た。基本的には知らない人にコミケを知ってもらう番組なので、おもしろダークサイドはない。しかし、さすがNHKでまめに取材をやっている。会場でちょっと取材して終わり、ではない。

冬コミには行きそこねたので、番組で雰囲気だけでも味わえてよかったわ。次の夏か冬には行きたいな。