ロボコップ(1987)
「ロボコップ」、ピーター・ウェラー、ナンシー・アレンほか出演、ポール・バーホーベン監督、アメリカ、1987
これは、2014年のリメイク版ではなく、1987年のオリジナル版。年末のバタバタしている時に、ついつい見てしまった。この映画も、もう10回近く見ていると思うが、あきない。
これは、残酷描写がはっきり出ている、ディレクターズカット版。ロボットED-209が、テストに失敗するときに役員のキニーが、蜂の巣状態にされてしまい、都市模型の上に倒れこんで、それでもなおガンガン弾丸を撃ち込まれるところがしつこく映っている。バーホーベンはこうでなくちゃ。
この映画の出来のよさは、エドワード・ニューマイヤー、マイケル・マイナーの脚本のよさ、バーホーベンの冴えた演出もあるが、脇役、特にオムニ社重役のジョーンズ(ロニー・コックス)、犯罪組織のボス、クラレンス(カートウッド・スミス)、オムニのロボコップ開発担当役員モートン(ミゲル・フェラー)の悪役、小物キャラの立っていること。それから忘れちゃいけないロボコップのライバルというか、引き立て役ED-209のかわいい動きなどなど、どこをとっても文句がつけられない。
この1987年版の矛盾点にツッコミを入れているサイトのまとめ「いやいや完璧でしょ。オリジナル版『ロボコップ』の矛盾を9分にまとめてみた」http://www.kotaku.jp/2014/02/everything_wrong_with_the_original_robocop.html
をみたが、このサイトにあるとおり、ツッコミというよりいちゃもんの域。この映画に文句をつけるところはない。
2013年に、ED-209(実物大、可動)がe-bayでオークションに出ていたようだ。「ロボコップ2」製作時にプロモ用に作られたモデル。記事が書かれた時点で25,000ドルの値付け。可動品なら、そのくらいはついてもおかしくない。「「ロボコップ」シリーズ登場の欠陥ロボ、ED-209型がeBayで販売中、お値段230万円」http://dailynewsagency.com/2013/03/04/robocop-2-full-size-10-8xg/