マッサン 67-72話

「マッサン」67-72話


ほぼ2週間分の放送を見てなかった。毎日見る習慣ができている人はいいだろうが、録画を録りためて見ていると、1週間に15分×6回=90分のドラマを見続けるのはたいへん。

エリーはなんとか退院したが、マッサンは流産の結果、子供ができない身体になったことをエリーに言えない。医者の話を聞いていた英一郎に口止めしたが、英一郎はもうキャサリンにしゃべってしまっていた。

ウィスキー工場は、工場長がいないので仕事がすすまない。鴨居の大将は、蒸留のお披露目会の日程は動かせないと言う。

キャサリンはいつかは言わなければならないことなので、エリーに子供ができないことを言うようにとマッサンに迫る。結局、マッサンは家でエリーに真実を話す。エリーはショックで呆然とした後、わんわん泣いている。マッサンには何もできない。

マッサンがエリーにしている話を戸の向こうで聞いていたのは鴨居の大将。英一郎にカツレツのみやげを渡して、「明日から仕事に出るように、工場長に言ってくれ」と伝えて帰っていく。

マッサンがエリーにポットスチルの稼働が近づいていることを話すと、エリーは、必ず明日は工場に出るようにとマッサンに言う。マッサンはやっと仕事に戻る。エリーはショックから抜け切れないが、キャサリンから「自分も子供ができない身体で、それが理由で前夫に離縁された」と聞かされる。キャサリンは「マッサンと一緒にいたら、必ず乗り越えられる方法がわかる」と言う。

エリーが一人でいると、鴨居の大将が一人で亀山家を訪ねてきた。大将は自分の亡妻の話をしかかってやめるが、エリーから、英一郎に対して話すように言われる。

大将は英一郎を執務室に呼んで、話を聞く。ウィスキー職人になるという英一郎に、大将は蒸留お披露目会の日は妻の命日で、妻から仕事がうまくいったらきっと元気になると伝えられたことを話す。妻から「日本中をあっと驚かせるのがあんたの仕事」と言われたことを聞いて、涙を流して「お父さん」という言葉を口にする英一郎。

マッサンはキャサリンから、親のいない子供を養子に取ることをすすめられ、それをエリーに話す。

とうとう初蒸留のお披露目会の日になった。大将はスピーチを簡単にすませ、後は英一郎にしゃべらせる。きちんと洋服を着た英一郎は、詰まりながらも懸命に立派なスピーチをする。


エリーの流産の話は、大将と英一郎の和解エピソードに吸収されてしまい、エリーが養子を受け入れる話で回収されるのだが、もともと大将親子の話も、この流産と養子のエピソードをうまく受けるために準備されたもの。ちゃんと話がつながるようになっている。もたもたしたところもあったが、やはり上手な脚本。

さらに1週間、未見の話が残っているが、年末年始は放送がないので、なんとか追いつける。ここまで見たので、見られる限り最後まで見るわ。