赤毛のアン 37話

赤毛のアン」37話、「十五歳の春」


グリーンゲイブルズ近くのブライトリバー駅に、女の子がやってきた。こっちはアンと違って可愛いが、駅長はそれを見て、アンのことを思い出す。アンがグリーンゲイブルズに来て、もう4年。アンは15歳になっていた。

マリラは、アンの成長を見て昔のことを思い出す。アンが初めて来た時に着ていた服を引っ張りだして昔の思い出にふけっている。

第1回の絵が出てくるので、ここのところのアンの作画との違いがはっきりわかる。アンの胸がふくらんでいることが強調されている。クイーン学院の入試があと3ヶ月後にあり、そうなるとアンとも簡単に会えなくなるので、マリラはそれがさびしい。

近くのカーモディーまで鉄道の支線が開通することになっているので、グリーンゲイブルズは、その話でもちきり。

アンが家に帰ってくると、アンの部屋のための新しいベッドを、マシュウとジェリーが持ってきた。アンの部屋もすっかり女の子っぽくなっている。マリラは、アンが昔のようにけたたましく話すことがなくなって、物静かになったので、それもさびしさの種になっている。

学校では、ミス・ステイシーが、カーモディー近辺の学校の生徒が一番列車を出迎えることになったので、今日の授業は打ち切りだと告げる。カーモディー駅では、子供たちが英国旗を持って列車を迎える。ダイアナのジョゼフィンおばさんも列車に乗ってきた。

アンがジョゼフィンおばさんに礼儀正しくあいさつするので、ジョゼフィンは驚く。マリラの提案で、ジョゼフィンおばさんをお茶に招待することになった。アンがすべての料理を自分で支度するので、それもさびしく思うマリラ。昔、アラン夫妻を接待した時にアンが痛み止め薬をケーキに使ってしまったことを思い出したのだ。

ジョゼフィンおばさんは、アンに「さん」をつけて呼び、クイーンの試験では自宅を宿として提供すると言い出す。


この回も、前回と同じくアンの成長を描く回だが、前回と比べても、作画も声優の演技も、成長をはっきりとわかるように変えている。ちょっとずつ変わっていたのだが、今回の変化は激しすぎ。リアルタイムで見ていた人もこれにはとまどったはず。