威風堂々クラシック in Hiroshima 広島市現代美術館

「威風堂々クラシック in Hiroshima」広島市現代美術館、2014.11.29


ストラヴィンスキー   「兵士の物語」

ベートーヴェン     「交響曲第1番」第1楽章

            「交響曲第3番」第1楽章

            「交響曲第5番」第1楽章

            「交響曲第7番」第1楽章

            「交響曲第9番」第1楽章


ヴァイオリン:白井朝香 クラリネット:山田拓馬 ピアノ:保屋野美和、大植英次


これは大植英次プロデュースのミニ音楽祭。11月29日と30日の2日間、広島市のあちこちで、コンサートを開くというもの。2日間で11のコンサートを開き、大植英次は、それに全部出演。どれだけエネルギーあるんですかという話。

現代美術館のコンサートはオープニングだったので、広島市長の松井一実が出てきた。あいかわらずつまらないあいさつだが、どうでもよし。

肝心のコンサートだが、ストラヴィンスキー「兵士の物語」は、ヴァイオリン、クラリネット、ピアノの三重奏。それに大植英次がアドリブでよくわからないセリフ(自分をネタにしたコメディーっぽいもの)を入れるというもの。別にセリフなんて入れなくてもいいのに。でも、ファンの裾野を広げるためには、こういうまめな努力が必要ということ。

その後は、ベートーヴェンの奇数番号の交響曲の第1楽章のピアノ版を、大植英次と保屋野美和が連弾でひいた。もちろんこれを全部弾いたら、えらい時間がかかるので、短縮版。ピアノははっきりいって、そんなにうまくはない。あまりきちんと合っていないし、トチリも多かったが、ベートーヴェン交響曲のピアノ版はいいわ。オーケストラ用の版とはちがう味わいがあるし、とちっても脳内補完して聞ける。

タダでよいものを聞かせてもらったので、感謝。