丁字湯

「丁字湯」、広島市西区福島町1-17-18


ここも客がよく入っている銭湯。しかし、駐車場はない。銭湯の前の道も狭く、車は停められない。路面電車の停留所も近いが、客のほとんどは、歩きか自転車で来ているだろう。

小さい銭湯で、泉湯とあまり変わらない面積だが、内装は比較的新しく、中はキレイ。以前は半ばボケたおばあちゃんが番台に座っていたが、中年のおばちゃんに変わり、番台式からフロント式になった。それ以外は以前と変わらない。

ここは、ドライサウナがあり、かなり高音。だいたい5人くらいしか入れないのだが、いつも人がいっぱい。このサウナも背中にお絵かきしている人の率が相当高い。まあ、そういうところだし。

この銭湯は、熱いサウナ、かなり冷たい水風呂、熱めの浴槽の3点がほどよくマッチしている。浴槽の湯は熱いのだが、水風呂が冷たいので、交互に入るとかなりあたたまる。

以前は、近所に、「天竜湯」(西区小河内町1-24-1)というところがあって、そちらもけっこうにぎわっていたのだがつぶれてしまい、そこのお客はたぶんこの店に移ってきているはず。この近くには、「土橋湯」(中区土橋町)、「観音湯」(西区東観音町21-9)、「ちどり湯」(西区南観音町3-6-6)があるが、歩いて行くにはちょっと遠いところばかりなので、客はあまりよそには行かないだろう。

広島市の銭湯を探していて、昔あった銭湯の名前と住所がのっているページを見つけた。「広島 -陽のあたらない所-」というサイト。これはありがたい。
http://yuquihiro.blog118.fc2.com/blog-entry-526.html

銭湯組合に行って調べたらしいのだが、2000年には、広島市内で銭湯は51軒あったとされている。今は14軒なので、14年間で3分の1以下になった。まだまだ減るだろう。ここはなんとかしばらく生き延びられるかもしれないが。