つる湯

「つる湯」、岡山市北区奉還町4-15-26


岡山に行ったついでに、岡山の銭湯を探索。予想通りというか、なんというか、岡山の銭湯はほぼ壊滅状態だということがよくわかった。

岡山県公衆浴場組合のウェブサイト
http://www.optic.or.jp/SENTOO-OKAYAMA/index.html
を見ると、2005年以来、更新されていないらしいことがわかる。

この銭湯は、岡山駅の西側、奉還町にあるのだが、ウェブサイトに貼ってあるリンク先の地図が間違っている。これは明らかに地図にある場所と実物の住所が違うので、こちらにもわかったが、迷惑はなはだしい。

しかもこの銭湯、住宅街の中の非常にわかりにくい場所にある上、看板すら出ていない。銭湯ののれんがかかっているので、前に行ってみるとわかるのだが、遠くから見てもわからない。

中は非常に狭く、人が3人入れるくらい。しかも作りが非常に古い。カランだけでシャワーがない。広島でもここまで古い銭湯は3軒くらいだろう。ここができたのが1970年以降ということはないはず。ちなみにトイレの扉には、「大はしないでください。配管つまりのため」と書いてある。そんなところは、ちゃんと掃除してよ。

銭湯に入るとき、番台にいるおばちゃんが驚いた表情をした。これは、そこの銭湯の客は、全員決まった人しかおらず、新しい客は来ないということ。客が非常に少ない銭湯ではたまにこういうことがある。

浴室の古さは珍品ものだが、あまり清潔感がないのはいただけない。かりにもお風呂ですから。


さらにウェブサイトでは、この近くにある清心町というところに「清心湯」という銭湯があることになっているが、行ってみておどろいた。10月29日に開店します、という張り紙がしてある。つまり、ここは週に1日以下(月日まで書いてあるところから推測すると、月に1日)しか開店しておらず、実質休業しているのと同じ。ウェブサイトの地図のリンクは、これも間違った場所がマークしてあった。

銭湯そのものが壊滅しているのだから、公衆浴場組合のサイトがまともに更新されているわけがないのだが、開店時間、休業日、地図のリンクはちゃんとしておいてもらわないと…。

この組合の地図でみると、岡山市市街地には14軒の銭湯があることになっている。しかし、実際には9軒しかサイトにない。残りは潰れたようだ。この「つる湯」も今年潰れてもおかしくない感じなので、なんとか他も回っておかなければ。