赤毛のアン 20話

赤毛のアン」20話、「再び春が来て」


グリーンゲイブルズにまた春が来て、5月になった。カナダの北部は春といっても遅いのだ。アンは「今日は特別な日だから、マリラを手伝わせて」という。マリラは頭痛がするらしいが、マシュウは元気。アンは学校を休んで、マリラの手伝いをすることを申し出る。アンがグリーンゲイブルズに来て、1年が過ぎた記念日なのだ。

部屋で寝ているマリラと、外で働いていたマシュウ用に食事とお茶のしたくをするアン。マシュウとマリラは今日がアンが来た記念日だということは思い出さない。

アンは、手伝いが片付いてから、マリラに自分が来た記念日のことを話す。マリラはそっけなくしているが、アンが初めて来た日のことを思い出す。アンがわんわん泣いて、自分をコーデリアと呼んでくれと言ったことを。

マリラは、マシュウのところに行って記念日のことを思い出させる。マシュウは食事の後で、馬車でブライトリバーに行こうとアンを誘う。アンは、マシュウが記念日を覚えていてくれたと思って大喜び。マリラは、アンにマシュウと二人で行ってくるようにすすめる。

アンは馬車でドライブに出かけ、一日はハッピーにすぎていく。


この回も音楽がうまく使われていて、大事件がないのに、よく見せている。小さいことが、女の子にとってどんなにだいじなことかをうまく描写している話。もちろんそのことを描いているのは原作の功績だが、このアニメは製作者がよくわかって作っている。