赤毛のアン 16話

赤毛のアン」16話、「ダイアナをお茶に招く」


グリーンゲイブルズは10月になって、すっかり美しい季節になった。アンはイチョウかカエデの枝を持って帰ってくるが、マリラは、部屋や廊下をよごさないようにとしか言わない。と思ったら、午後には出かけるから、ダイアナを家にお茶に呼んでいいよと言っている。さくらんぼの砂糖漬け、フルーツケーキとクッキーも食べていいという。いちご水も。マリラ、いい人だ。

これがいちご水事件のもとになるのか。

アンは、ダイアナの家に出かけて行って、ダイアナをお茶に誘う。ダイアナは大喜び。2番めに上等な晴れ着を着て、やってくる。大人のまねをして、世間話っぽいことを話しているが、2人でりんごを取りに行く。

このアニメは、絵はだいたい手抜きだが、木になっているリンゴは、おいしそうに描かれている。これはいい場面。

アンは、棚からいちご水らしきビンを取って、ダイアナに提供。ダイアナは、コップ一杯に入れて飲んでいる。リンド夫人のいちご水よりおいしいらしい。アンがお茶の用意をしている間、ひたすらいちご水を飲むダイアナ。ビンの3分の2を空けている。

アンの話を聞きながら、まだいちご水を飲むダイアナ。アンがお菓子の準備をすると、ダイアナはすっかり気持ちが悪くなり、「すぐに家に帰らなきゃ」と言いながらフラフラになっている。しゃっくりするばかり。

アンはすっかりごきげんになったダイアナを家まで送っていく。ダイアナはケタケタ笑いながら、ふらついて家に入っていく。

アンはいっしょにお茶をできなかったのでがっかり。いちご水は9割くらいなくなっている。

翌々日の午後、アンがリンド夫人のところに使いに行かされる。しかし、家に帰ってくると、大泣きするアン。ダイアナのお母さんがかんかんに怒っている。ダイアナを酔っ払わせたような悪い子は、二度といっしょに遊ばせないとのこと。

マリラは、自分がいちご水のビンを地下室に入れていて、棚に置いてあったのはぶどう酒のビンだったとわかる。マリラは、ぜんぜん気にせず、アンが悪いわけじゃないと平気にしている。アンは悲しくて泣いてばかり。マリラは、アンのために、バーリー家に謝りに行く。

マリラが帰ってくると、厳しい顔で、「あんな頑固で石頭の女は初めてだ」と怒っている。

アンはそれを聞いて、一人で、夜にバーリー夫人に謝りに行くが、まったく相手にしてもらえない。最後の望みも消え失せて泣きながら帰るアン。泣き疲れて寝てしまう。