空手バカ一代（1977 映画版）
「空手バカ一代」、千葉真一、本郷功次郎ほか出演、山口和彦監督、東映、1977
「空手バカ一代」というから、アニメと同じような話かと思ったら、アニメ版とは全然違う話。調べてみると、これは大山倍達映画の3作目。いきなり大山がいっぱしの空手家になっているので変だと思ったら、そういうことなのだ。だいたいこの話、ほとんどは沖縄で大山がむちゃくちゃをやるというもの。
最初は、大山こと千葉真一の道場破りから。この玄武館という道場の師範代（石橋雅史）、俺とヤる前に、まず100本組手だ！とむちゃな要求を出し、その上卑怯な手まで使っておきながら、あっさり負けてしまう。弱いー。まあ最初のザコなんて、こんなもの。
ところが、千葉真一はカネに詰まっていて、道場破りなんかしている場合ではない。興行の話を聞いて、沖縄に飛ぶ。この映画の公開時点では沖縄は復帰しているが、映画の中では当然復帰前。興行主の「グレート山下」（室田日出男）は、「ユーがミーを」どうのこうのと、おそ松くんのイヤミみたいな変な日本語を使い、あげく千葉真一に「ユーは筋書き通り負けてネ」と押し付けてくる。
客はアメリカ兵で、アメリカのプロレスラーに空手がやられるというショーなので、千葉真一は負けるしかない。しかし、試合が始まると、筋書き無視で、千葉真一は相手をやっつける。グレート山下は、依頼主のヤクザにボコボコにされ、千葉真一はあっさりクビ。
しかし帰りの飛行機代が入っているかばんを悪ガキに盗まれてしまい、悪ガキの姉、夏樹陽子の病気（夏樹陽子は貧しさに春をひさいでいるかわいそうなおねえさん）を治すために、500ドルもするペニシリンを手に入れようと、今度こそはと、八百長試合に挑戦する千葉真一。
しかしまたまた約束を破って試合に勝ってしまい、グレート山下はヤクザに撃たれて死亡。ついでに夏樹陽子も殺されてしまう。いいかげんにしろ、千葉真一。
千葉真一はヤクザのボス、内田朝雄に挑戦。内田朝雄はなぜか中国服だし、手下は棒術をやっているし、なんだかよくわからない。しかも、最初に道場破りでやられてしまった石橋雅史がまた登場。なんなの。
室内で戦っていたはずなのに、急に場面が崖の上になっている。あっさりやられる石橋雅史。意味がわからない。しかも、また場面が室内に戻り、ラスボスの内田朝雄と対決。この場面、鏡の部屋での戦いで、完全に「燃えよドラゴン」のパクリ。しかし、内田朝雄はさらに弱く、まったくバトルになっていない。
千葉真一が、崖の上で大海原に気合を入れているところでおわり。すごい映画だ。
「空手バカ一代」というから、アニメと同じような話かと思ったら、アニメ版とは全然違う話。調べてみると、これは大山倍達映画の3作目。いきなり大山がいっぱしの空手家になっているので変だと思ったら、そういうことなのだ。だいたいこの話、ほとんどは沖縄で大山がむちゃくちゃをやるというもの。
最初は、大山こと千葉真一の道場破りから。この玄武館という道場の師範代（石橋雅史）、俺とヤる前に、まず100本組手だ！とむちゃな要求を出し、その上卑怯な手まで使っておきながら、あっさり負けてしまう。弱いー。まあ最初のザコなんて、こんなもの。
ところが、千葉真一はカネに詰まっていて、道場破りなんかしている場合ではない。興行の話を聞いて、沖縄に飛ぶ。この映画の公開時点では沖縄は復帰しているが、映画の中では当然復帰前。興行主の「グレート山下」（室田日出男）は、「ユーがミーを」どうのこうのと、おそ松くんのイヤミみたいな変な日本語を使い、あげく千葉真一に「ユーは筋書き通り負けてネ」と押し付けてくる。
客はアメリカ兵で、アメリカのプロレスラーに空手がやられるというショーなので、千葉真一は負けるしかない。しかし、試合が始まると、筋書き無視で、千葉真一は相手をやっつける。グレート山下は、依頼主のヤクザにボコボコにされ、千葉真一はあっさりクビ。
しかし帰りの飛行機代が入っているかばんを悪ガキに盗まれてしまい、悪ガキの姉、夏樹陽子の病気（夏樹陽子は貧しさに春をひさいでいるかわいそうなおねえさん）を治すために、500ドルもするペニシリンを手に入れようと、今度こそはと、八百長試合に挑戦する千葉真一。
しかしまたまた約束を破って試合に勝ってしまい、グレート山下はヤクザに撃たれて死亡。ついでに夏樹陽子も殺されてしまう。いいかげんにしろ、千葉真一。
千葉真一はヤクザのボス、内田朝雄に挑戦。内田朝雄はなぜか中国服だし、手下は棒術をやっているし、なんだかよくわからない。しかも、最初に道場破りでやられてしまった石橋雅史がまた登場。なんなの。
室内で戦っていたはずなのに、急に場面が崖の上になっている。あっさりやられる石橋雅史。意味がわからない。しかも、また場面が室内に戻り、ラスボスの内田朝雄と対決。この場面、鏡の部屋での戦いで、完全に「燃えよドラゴン」のパクリ。しかし、内田朝雄はさらに弱く、まったくバトルになっていない。
千葉真一が、崖の上で大海原に気合を入れているところでおわり。すごい映画だ。
