赤毛のアン(1979アニメ版) 8話

赤毛のアン」(1979 アニメ版)8話、「アン、日曜学校へ行く」


アンが日曜学校に行くことになり、マリラがアンに服を準備してやるが、アンは「きれいじゃないんだもの」と言って、あまり気に入らないようす。これでマリラはすっかりキレてしまう。マリラは、せっかく仕立てた服にケチをつけられたので腹を立てているが、アンは袖がふくらんだ流行のスタイルではないことが気にそまないのだ。

日曜学校の当日、マリラは頭痛がすると言って、アンは一人で行くことになる。緑色の服に茶色の帽子がなかなかかわいい。アンはリンド夫人の家によってから行くことになっていたのだが、野原で花をつんでいて、すっかり遅れてしまう。

教会に行くと、リンド夫人のおかげでアンは「癇癪持ちの赤毛、孤児院から来た女の子」ということですっかり噂になっている。しかもアンはお祈りに遅刻。アンは牧師の説教のあいだ、退屈で外の景色を眺めてひとりごと。結局友達もできず、一人で帰るアン。この場面は挿入歌がつけてあって、名場面。

グリーンゲイブルズに戻ってきたアンは、「日曜学校なんて大嫌い」と言い出して、マリラはあきれかえる。アンが気にしているのは、自分の服の袖がふくらんでいないことばかり。一番アンががっかりしたのはやはり友達ができないこと。

しかも、リンド夫人が、アンの帽子に花が飾ってあったことをわざわざチクリにやってくる。マリラは、驚いてアンを叱るが、アンは泣いて家を飛び出す。マリラがアンを迎えに行くと、もうアンの機嫌は直っていたのでした。


これまでの回に比べるとかなり地味な出来。しかし、マリラのアンに対する不器用な愛情と、アンがもうカスバート家の一員になり、孤児院に送り返されるようなことは決してないことがよく伝わってくる。アンの友達になるダイアナが次回登場することがほのめかされているが、友達はそう簡単にはできないのだ。