サイモン・ラトル/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 春の祭典

シューマン交響曲 第1番 変ロ長調 作品38 <春> 


プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19 ヴァイオリン:樫本大進


ストラヴィンスキーバレエ音楽春の祭典


   サイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団フェスティバルホール、2013.11.15



ラトル/ベルリン・フィルの大阪公演。この前の週には、ティーレマン/ウィーン・フィルが来ているのだ。どんだけ豪華やねん。チケットは当然完売。S席は40,000円だ。まあ、ウィーン・フィルの方は行ってないけど。おそろしい。

シューマン、プロコ、ストラヴィンスキーというプログラムは、メジャー曲のカップリングだが、この組み合わせはちょっと新鮮。ラトルとベルリン・フィルだから、当然隙はないけど、シューマンの第1楽章が終わったあとで、いきなり電話のアラームが鳴り出した。フェスティバルホールは、携帯電話の電波は妨害しているので通話はできないのだが、アラームはどうしようもなし。アホな奴がいるなあ。ラトルは、静かにアラームが止まるのを待ってから演奏を始めていた。

プロコのヴァイオリン協奏曲は、樫本大進。ピアニシモの小さい音もよく響いている。テクニックもすばらしー。下手な人には弾けない曲だけどさすがだわ。この曲のCD持っていなかったけど、買おう。

春の祭典は、管楽器、弦楽器ともすごいな。オーボエの人は大喝采を浴びていたが、木管金管も、ひとつひとつの音が粒だって、とてもよく鳴っている。弦楽器のボリュームもおなかいっぱい。ホール全体がウワンウワンと鳴っていて、頭がクラクラした。ベルリン・フィルの大編成はここまで鳴るのか。

ラトルも2018年までで終わりだから、ラトル/ベルリン・フィルの公演もそれまで。まあアジアはドル箱だし、今後もファンを増やしたいと思っているだろうから、たくさん来てくれるとは思うが、こっちのお金が…。大阪と往復するのもけっこうお金がかかるのだ。広島か岡山あたりに来てくれないかな。以前は岡山でのコンサートもあったのに。