海と生きる 天空の旅人 瀬戸内を行く

「海と生きる」、「天空の旅人 瀬戸内を行く」、NHK総合、2013.10.11


これは先週の金曜日に、NHK総合中四国ローカル)で放送していた番組。多胡光純という空撮カメラマンの撮影した映像を流していた番組。この人のことは全然知らなかったが、モーターつきパラグライダーからビデオカメラで空撮するという特殊カメラマン。

この映像をちょっとだけ予告編で見てびっくりした。最初はパラグライダーからの撮影だとは知らなかったので、映像をどうやって撮影したのか、まったくわからなかった。飛行機やヘリコプターでは飛べないような地上に近いところをゆっくり(30km/hくらい)飛んで、撮っている。よく見ていると地上にパラグライダーの影が映るのでそれとわかるのだが、山の沢や尾根づたいになめるようにカメラが撮っている。これはもう鳥の目そのものだ。

撮影されているのは、宮島、呉、笠岡諸島。宮島は、厳島神社、弥山、カキいかだ、呉は市街地と造船所、海上自衛隊呉基地笠岡諸島は、島伝い。自衛隊呉基地は、ちょうど朝8時の朝礼の時間に飛んでいるので、潜水艦の艦上にいる隊員がちがきれいに映っている。就役したばかりのひゅうが級(いせ)もいる。

笠岡諸島は、小さい島がたくさんあって、橋がない。小さな集落が点在しているところ。北木島という島には採石場があり、山がきれいに切り取られて、崖ができ、その下は水がたまって池になっている。これが非常にキレイ。

撮影地の下見や、移動中の生活(ワンボックス車に機材と生活道具を全部積んで、移動も生活も車の中)も全部映している。パラグライダーは、地上でも小さな空き地があれば簡単に上がれる。しかし、どのように飛べるかは風次第なので、風に乗れなければ、地上ぎりぎりには近づけない。これは相当な熟練がないとできないだろう。

高層ビルや高塔がニョキニョキ生えているとひっかかりそうなので、町中は簡単には飛べないだろう。自然と低い建物しかないところをずっと飛んでいたが、他の場所の映像もあるのだろうか。何本か、この人が撮影したDVDが発売されているようなので、探してみる。



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