私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 12話

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」12話、「モテないし、将来を考える」


文化祭が終わり、智子の生活は低レベルで安定。もう昼ごはんの時に椅子を取られることもない。しかし、生活はもとに戻っただけで、何一つ変わっていないのだ。智子は、高校生活、こんなはずではなかったとあせるのだが、いまさら過ぎたことを考えてもしかたないので、将来のことを考えることにする。

優ちゃんに電話して、進路はどうするの?と聞くと、「そういえば、もこっち、武器商人になるって言ってたよね」と非常にイタイことを思い出させられるはめになる。智子は兵器オタクだったのか…。

弟のところに行って、「こうやって話をするのはもうやめよう」と宣言する智子。「ありがとう弟、おまえは用済みだ」が終わりの言葉。智子は、弟以外の人間と会話しようと思うようになったのだ。

智子は、自分のことを気にかけてくれていた文化祭の実行委員長(今江さん)に接近することにした。しかしその前に、智子は自分がクラスの中で空気化していることに気づく。授業中にいきなり教室にゴキブリが出現し、智子はこれはゴキブリを殺して自分をアピールするチャンス、と発奮するが、上履きでゴキブリを潰した智子に周りはドン引きする。

携帯電話でクラスの会話を録音して、智子は自分が引かれていたことに気づく。これでも、「空気さん」から「黒木さん」になっただけマシなのか。今江さんにとうとう自分から声をかけようとする智子。しかしそこに突風が吹いてきて、今江さんのスカートが捲れ上がり、声をかけるきっかけをなくしてしまう。

家に走って帰った智子が、いつもの通りパソコンに向かっているところで終わり。

先週の放送回があまりに傑作だったせいもあるが、あっさりした終わり方。このアニメのこれまでの展開と、たぶん続編ができるだろうことを考えると、何もない生活が日常になった、というこの終わり方が無難なのか。

まだ高校1年の秋で、マンガの連載は続いているから、これはこれでよし。智子の厨二病が「兵器オタク」だったエピソードはかなり心に刺さった。原作を読むのがたのしみ。