私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 11話

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」11話、「モテないし、文化祭に参加する」


ひとり部活動はできないままで、クラスの文化祭企画に参加する智子。相変わらず喜んでいるクラスメートを心のなかでディスっているのだが、あまりにも自分の居場所がないので、小さい作業を引き受ける。

智子は、できるだけこのつまらない作業についている時間を引き延ばしたいので、ゆっくりやろうとするのだが、暇な男子が手伝いに来る。智子は、作業の途中でカッターで手を切って血だらけ。保健室に連れて行かれるが、もとより大したことはない。

自分のクラスに帰る途中で、他の部活(軽音部)を眺めて、妄想にふけっているが、文化祭全体の仕事を少しだけ手伝うことに。文化祭実行委員長から「楽しい文化祭にしようね」と声をかけてもらって教室に戻ると、すでに準備は終わっていて誰もいない。

文化祭への参加を優ちゃんにメールすると、優ちゃんが文化祭に来ることになる。しかし当日は、智子はクラスにまったく居場所がない。他のクラスでタコ焼きを買って軽音部のライブに行くが、気持ち悪くなって食べたものをぜんぶ吐いてしまう。

とうとう2日目。優ちゃんが訪ねてくる。しかしクラスにはやっぱり居場所がない智子。他の展示を回るのだが、買い食いをし、優ちゃんと他愛もない話をしながら、「友達がいるだけで文化祭はこんなに楽しいのか」と思うのでした。

優ちゃんは先に自分の友達と帰るので、またぼっちになる智子だが、実行委員長がきぐるみをかぶって、智子を抱きしめ、風船をくれる。智子の気分がちょっとだけよくなったところでおしまい。


この回はエンディングの歌が違う。この歌が名曲。作品の出来もさらに上がった。このアニメ、回を追うごとにどんどんクオリティが高くなる。この回では、ぼっちの智子に手を差し伸べる優ちゃんと、文化祭の実行委員長。優ちゃんはもともと友達だが、実行委員長は、寂しいぼっちの子を放っておけないだけなのだ。

二人のキャラが、智子の寂しい境遇を強調する一方、ちょっとだけ救いのあるストーリー。脚本家は、1話、10話と同じ吉岡たかを。この人がシリーズ構成もやっている。

このアニメは次回が最終回だが、確実に2があるだろう。原作はまだ連載中だし。これはもうブルーレイを買ってしまうかもしれない。原作は必ず買おう。