林哲司・半田健人昭和音楽堂 ピンクレディー特集

林哲司半田健人 昭和音楽堂」、「阿久悠&都倉俊一・作品集 第2弾~ピンク・レディー特集」

昭和音楽堂のこの回は、ピンクレディー特集。こんなメジャーな歌は当然いままで取り上げていないわけはないんじゃないのか?そして、ウェブサイトから見てみると、先週が山本リンダ特集、先々週がアニメ・特撮エンディング曲特集だった。死にたくなったわ。広島のバカ放送局は、2週分放送を飛ばしたのだ。くだらない野球放送などのためにこの番組の放送を潰すのはほんとうにやめてほしい。

曲目リストはこのとおり。
1 ・ 「ペッパー警部」 / ピンク・レディー (1976年・昭和51年)
2 ・ 「乾杯!お嬢さん」 / ピンク・レディー (1976年・昭和51年)
3 ・ 「サウスポー」 / ピンク・レディー (1978年・昭和53年)
4 ・ 「サウスポー」(未発表曲) / ピンク・レディー (1978年・昭和53年)
5 ・ 「百発百中」 / ピンク・レディー (1978年・昭和53年)
6 ・ 「マンデー・モナリザ・クラブ」 / ピンク・レディー (1979年・昭和54年)

ペッパー警部はデビュー曲だが、これはオリコン1位ではなく、次の曲であるS・O・Sから。そして驚いたのは、元々デビュー曲として予定されていたのは、B面曲である「乾杯!お嬢さん」だったこと。林先生は、「この曲はデビュー曲としては、まとまりすぎている」とおっしゃってる。確かに「ペッパー警部」のインパクトとはかなり違う。

半田健人いわく、「サウスポー」が一番完成度が高いとのこと。これは2バージョンかかったのだが、2番目のバージョンは、発売直前にお蔵入りになってしまったもの。これはレア。マスターを作る段階でプロデューサーが強力に書き換えを進言して、歌詞も曲も入れ替えられたという異例なもの。確かに聞いてみると、ボツバージョンも悪くはないが、やっぱり実際に流れた方がいいわ。林先生によれば、「いい曲だが、これでは勝てないと判断したんでしょう」とのこと。これはプロデューサーがエライ。阿久悠、都倉俊一にダメ出しできる人はそうそういるものではない。

「百発百中」は、ピンクレディー自身によるセルフパロディ。これは作詞は阿久悠だが、編曲は別の人。ピンクレディーによるピンクレディーのベスト盤みたいなもの。これがデビューして2年後に出るのは当時としてはすごかった。

「マンデー・モナリザ・クラブ」は、後期の洋楽っぽい曲。ディスコ用だ。この頃はもはやピンクレディーは聞いていなかったので知らない。普通にテンポのいい曲。ベスト・アルバムの3枚目に入っているだろうか。後で見てみよう。