林哲司・半田健人昭和音楽堂 小川知子特集

林哲司半田健人昭和音楽堂」、「小川知子さん特集」、2013.7.8


小川知子って、歌も歌っていたとは知らなかった。しかも小川知子特集をやれというリクエストが来てるし…。何時代の人だろう。しかもけっこうレコードを出している。まだアイドルという言葉ができる前のアイドルだ。子役出身なので、早いころから録音がある、デビューは1968年。16歳でデビューしたと言っている。

放送された曲は、
1 ・ 「ゆうべの秘密」 / 小川 知子 (1968年・昭和43年)
2 ・ 「初恋のひと」 / 小川 知子 (1969年・昭和44年)
3 ・ 「別れてよかった」 / 小川 知子 (1972年・昭和47年)
4 ・ 「若草の頃」 / 小川 知子 (1972年・昭和47年)
5 ・ 「風に吹かれて」 / 小川 知子 (1973年・昭和48年)
6 ・ 「忘れていいの」 / 小川知子谷村新司 (1984年・昭和59年)

「ゆうべの秘密」はいかにも昔の歌謡曲という感じ。しかし、歌詞がアダルトすぎるだろ。ほとんど夜のおねえさんの歌だ。

「初恋のひと」もかなりアダルト調。ところが、「別れてよかった」は、歌い方がまったく違っていて、ウィスパーボイスで軽い感じ。作曲者は、金井克子「他人の関係」と同じ人。

若草の頃」は、ヨーロピアン・ポップス、「風に吹かれて」は聞いているだけで、「他人の関係」との共通点がわかる。ほとんど編曲バージョンだ。一発当たると、「同じような曲を書いてほしい」という依頼がガンガン来るので、使い回しであっても、そういう曲を書かざるを得なくなるとのこと。

「忘れていいの」は、「金曜日の妻たち」の劇中曲。自分が小川知子を知っているのはこの頃から。もともと複数カップルの不倫ドラマなので、この曲の歌詞もそういうことを露骨に匂わせるようにできている。谷村新司とのデュエットなので、そこもエロさに貢献。

番組中でも言っていたが、女優が副業でやっているというものではなく、ちゃんとした歌手の歌になっている。小川知子は、「斤妻」のほかは幸福の科学くらいしか頭に思い浮かぶネタがなかったが、こういうものがあったのだ。