変身忍者 嵐 47話

「変身忍者 嵐」47話、「さらば嵐! 妖怪城に死す!!」


NHKBSで手塚治虫石ノ森章太郎原作の映像作品を1話と最終話だけ放送するという企画をやっていたので便乗。変身忍者嵐は、最初の数話は見たが、途中でめげてしまったのだ。

1話を見てから続けて47話を見ると、主人公のハヤテと付き添いのツムジ、タツマキ以外はすべてのキャストが入れ替わっており、ハヤテとツムジの格好も違う。ハヤテは声を別の人が当てるようになったので、まるっきり別人同然。敵も西洋妖怪になったので、なんだかよくわからない。最終話は、味方忍者で菊容子が…。これは貴重。

西洋妖怪は、大魔王サタンに死神博士こと天本英世、悪魔道人に沼田曜一沼田曜一は演技がイキイキしてるし、子連れ狼みたいな連装機関銃を撃ちまくっていておもしろい。天本英世はサタンと言ってるのに、額にダビデの星が…。この頃はなんでもアリだ。

この回は怪人が出ないので、サタンと悪魔道人だけで大活躍。ご都合主義的展開だけは1話とほとんど同じ。というか、内容詰め込みすぎて、時間が足りてないよ。

サタンは変な円盤で逃げていくのだが、嵐はいきなり円盤まで飛び上がっていきなり中に侵入。必殺技が通じないと見るや、いきなり聞いたこともない技が出てくる展開も様式通り。結末、嵐は死んじゃうのね。円盤ごと吹っ飛んでしまうのだ。ところが、ハヤテは生きている。どういうこと?改造人間じゃなかったのかよ。このあたりもご都合主義のきわみ。

着ぐるみのつくりがちょっと違うくらいで、「ライオン丸」とそんなに変わらない。東映毎日放送だから、お金がかかっているのかと思ったが、そうでもないらしい。これは全部見なくてもいいわ。今週は、「人造人間キカイダー」「ビッグX」「さるとびエッちゃん」「ミクロイドS」がかかるらしい。あと1作くらいは見るか。